今日はぼくが親しくしている車椅子の男の子Tくんの家に遊びに行った。
お茶やお菓子をご馳走になりながら、Tくんや2歳の弟君と遊んだり、DVDを見たりして過ごした。
Tくんは自分の部屋に友人を招くのが初めてだといって、照れていた。友だちはみな車椅子だから、二階にあるTくんの部屋には行けないのだ。(Tくんは頑張れば独力で立てる)第一号になれて光栄。
Tくんの部屋はものがなくてすっきりしていた。とてもきれい。慎ましい生活感。
ぼくはそれをどう捉えて良いのか分からない。
やれることが足りないのか、それとも、十分なのか。
部屋でCDを聴きながらTくんの趣味の話などをする。
卒業アルバムを見ていたら、最後に全員のちょっとした自己紹介のページがあった。
そこに、「魔法が使えたらどうする?」という質問に答えるところがあって、みんな「魔法の回数を増やす」とか、「お金を出す(3億)」とか書いている。
Tくんは「どこでも自由に歩きたい」と書いていた。
晩御飯をいただく。
きりたんぽ鍋。とても美味しかった。
この家庭はいつ見てもとても楽しそう。幸せだな、と思う。
帰り道、お父さんと話をする。
Tくんは今日のために着る服を考えたり、朝食のあとモンダミンをしたりとかなり気合を入れていてくれたらしい。
それに対して、ぼくは気持ちを十分に受け止められただろうか。
とても寒い夜。鼻水を流しながら帰る。
短編「作り途中の家」を書いて寝る。