朝御飯はふりかけご飯とじゃがいもの味噌汁。
小学校では勝手に動き回る子に付き添っていた。
その子は、英語の時間にはみんなと同じ教室にいたけれど、みんなと同じことはしていなかった。
でも、ローマ字を書いていた。ポケモンの映画のタイトルなど。『プラチナ』は『PURATINA』だった。ぼくもそうだったな。英語になったときは違和感を感じたものだ。
途中でその子が恐竜になったので、先生の目を盗んでぼくも恐竜になった。そうしたら、テンションを上げすぎてしまったらしく、顔に膝蹴りが直撃した。痛かった。
音楽は教室から脱走してしまい、プロレスのようになった。
でも、あれは音楽の先生のやり方にも問題があると感じた。古いタイプの先生。
融通が利きにくいのだ。
今日はひとりひとりを立たせて、歌を歌わせていた。さらに、それを聴いて、良いと思った子の名前を書かせる。
みんなとても小さい声やわざと音程の抑揚がない感じで歌っていた。それも当然かな、と思う。中には、そんな状況でも堂々と歌える子もいるだろうけれど、音楽が好きかどうかとそれは関係ない。ただ、度胸や立場があるかないかである。
給食はグラタンとパンとヨーグルト。
隣の席の子はクラスのリーダー格の子。ちゃんと話したのは初めてだった。毎日習い事があるらしく、ほとんど遊べていないようだった。
放課後はドラえもんの映画を見ながらうたた寝したり、ブロックで遊んだり、鉄棒の手伝いをしたりした。
今日は一つ、どうしたらいいか分からないことがあった。
ぼくと遊んでいた子が、臭いとみんなに言われていた。
確かに、臭いがする。
こういう時、どうすればいいだろうか。
『臭くないよ』というのではごまかしきれないし、嘘をつくことにもなる。周りの子どもは納得しない。そのような寛容さは低学年の児童には期待できない。
『臭いよ』というのでは、その子は傷つくだけ。自分で認識していないことなので、言われても納得できない。裏切られたとさえ思うはず。
この種の問題は、いじめのきっかの主要なものでもあるだろう。
自覚を持つということが、解決への一番の近道だけれど、それを意図的に促すというのは難しい。
今日はその子に言いがかりをつけて、けんかをふっかけてきた子を止めることしか出来なかった。
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