お昼に蕎麦屋で食事をしてから、病院へ行った。
今日は今年最後の診察日なのに、ぼくの他に患者さんはいなくてすぐに診てもらえた。
先生に喘息の新薬の仕組みについて教えてもらった。
喘息の薬と言えば、昔は錠剤で、その後吸引式のものが台頭していた。最近、新たに体に貼るだけで効く、という画期的な薬が出ているのだ。
錠剤の薬は副作用があって、眠くなったり、心臓がばくばくしたり、手が震えたりということがあったので、特に発作の起きる時期、ぼくは具合が悪かった。体育で長距離なんかがあると最悪だ。
それからしばらくすると、吸引式の薬が主力になる。こちらは、直接気管に付着して作用するものなので、全身的な体調の悪化はない。ただ、気管以外に付くとまずいらしく、うがいをする必要があった。それに、薬を吸い込むというのは、ちょっとした面倒でもある。
今、処方されている貼るタイプの薬は楽ちん。ただ、体にシールを貼るだけでいい。シールから何らかの成分が体内に浸透し、その成分が気管に作用して、拡張させる。そして、息がしやすくなる。心臓と気管の受容体は似ているらしく、昔はこの区別ができなかったそう。しかし、この薬の成分はそれをクリアして、気管にだけ作用する働きがあるらしい。
子どものころはこんなに便利なものができるとは思わなかった。
夕方、妹が帰ってきた。
久しぶりの5人家族。
お土産にアップルタイザーを買ってきてくれた。
ぼくの好物。うれしい。
夜は兄弟でお酒を飲みながら色々と語り合った。
主に職場の面白人間たち。
一緒に働く人からすると大変なことなのだろうけれど、話の種としては最高だ。
純情な男をたぶらかす悪女やファッションセンスの悪いファッション企画課の上司、親切すぎる事務職員。
弟と妹の職場には、迷惑だが、ユニークで愛すべきキャラクターで溢れている。
あ。今日も研究していない。
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