(登場人物)
マルケ:ぼくの先生。モデル経験(?)有り。
トーマス:ぼくが借りている机の本当の持ち主。たまにしか来ない。
9時-----
起きたくはないけれど、起きなくてはいけない。
頭の後ろが鈍く痛い。
風邪か、寝不足か。
でも、顔を洗ったら治った。
テレビを見ながらリンゴをかじる。
10時-----
研究室。
マルケが部屋の片づけをしている。
明日、この研究所は新しい場所へと引っ越す。
マルケが昔の雑誌を見せてくれた。
そこには、ソファーの上でチョコレートをつまもうとしているマルケや本を読んでいるマルケの写真が載っていた。
「私のただ一度きりのモデルとしての成果だわ」
「オー」
ぼくは気の利いたことが言えない自分の英語力にがっかりした。
それから午前中は昨日の○×モデルを図にして整理した。
しかし、こちらの人の感覚では○×というのが分からないはず。
フォトショップも英語版だと処理の完了をするときは○ではなくて、チェックボタンを押す。
その辺を考慮してちょっと文化的な修正を施した。
11時半-----
食堂。
赤いソースにハムの切れ端が浮いたみたいな食べ物。
何だろう、これ。
前にも出た気がする。
12時-----
研究室へ戻ると、トーマスがやってきた。
「バグがあるんだ。windows vistaの。だからパソコンを交換してくれないか? アイムソーリー」
「ノープロブレム」
そんなに謝らなくていいのに、と日本人のぼくが思うほど、こっちの人もよく謝る。
ぼくは今まで使ったことのない部屋で作業をした。
気分が変わって気持ちいい。
子ども向けの新しいアンケート用紙を作って印刷した。
15時-----
ヨガのクラス。
今回、気が付いた。
ぼくはクラスの中でも片足立ちが苦手なほうだ。
17時-----
帰宅、洗濯。
21時-----
ぼくがキッチンでリゾットを作っていると、新しいルームメイトの人がやって来た。
「君は何専門?」
「都市計画だよ」
「?」
「建築の一部かな」
「ああ、なるほど」
大概、都市計画の研究って理解してもらえない。
「物理」
とか言えれば分かりやすいんだけれど。
ノルウェー出身の彼は、「今日買ってきたんだ」と言って、村上春樹のノルウェーの森を見せてくれた。
1時-----
寝た。