(登場人物)
マルケ:ぼくのボス。
マルケの娘さん:歌が上手いらしい。
タピオ:研究メンバーの息子、5歳。一度遊んだことがある。
タイヴォ:1歳半。常にタピオ、タピオと言っている。
タピオの友だち×2:屋根の上にも簡単に登れてしまう子と車のおもちゃを持っている子。
タピオのお父さん:日本の筑波に来た経験がある。
10時-----
今日は寝るんだ。
そう思っていつもより遅く起きた。
今日は研究所が引越しなので、行けない。行かなくていい。
学級閉鎖とか、台風で学校が休みになってしまった日みたいで嬉しい。
リンゴを食べながら論文の検索などをした。
11時半-----
食堂へ。
中華風の何かを食べた。
キノコや肉が入っていた。
12時半-----
マルケの家へ行く準備をする。
今日はマルケの家でお茶をしながら打ち合わせの予定。
近所の子どもの遊び場も見せてもらえる。
楽しみ。
13時半-----
自転車はとても寒い。
耳が痛くなった。
頭の中にまで染み込んでくる痛さだ。
迷いながらも何とかマルケの家にたどり着く。
まずはマルケの家の中を見せてもらう。
「これがフィンランド式の家よ」
とてもきれい。
ものがすっきりと片付いている。
それから、天井が高い。
サウナがあった。
あと、フィンランドでは家の中は靴を脱ぐというのも習慣みたい。
やっぱりフィンランドって日本と似ているかもしれない。
中国式の緑茶をいただく。
あと、クリームの付いたパン。とても美味しかった。
14時-----
公園や住宅街などを巡り、小学校の中にまで入れてもらう。
フィンランドの小学校の教室を見てしまった。
机の並び方が日本と違って、グループ式。
給食を食べるときみたいな並べ方だ。
校長先生と会って握手をする。
この校長先生、ぼくの調査を快く受け入れてくれた人。
とてもいい人。
この小学校は国内で唯一、中国クラスを持っているところらしい。
ドアに中国語で、教室、とか、体育館と書いてあって、ぼくにも読むことが出来た。
15時-----
マルケのアパートに帰ると、娘さんがいた。
英語が上手い。
参ったもんだ。
フィンランドの子どもの現状について語ってもらった。
それからマルケと研究の打ち合わせ。
アンケートは直したものはダメで、昔の日記形式の方を採用することになった。
モデルの説明はとても気に入ってもらえた。
「すばらしい。私はあなたを誇りに思うわ」
嬉しかった。
16時-----
マルケと同じアパートにもう一人、研究所の仲間が住んでいる。
その人を訪ねる。
ちょっと挨拶をするだけのつもりだったけれど、お茶をいただき、それから1歳半くらいの男の子タイヴォとも遊ばせてもらった。
お互い言葉がしゃべれないけれど、壊れたおもちゃを直してあげたら仲良くなった。
そこに、五歳くらいの兄が帰ってきた。
彼は先日おにごっこを一緒にした子だった。
名前はタピオと言う。
タピオはぼくに気付くと走り回って逃げ出した。
家を舞台にした鬼ごっこが始まった。
ベッドの下や布団の中などにかくれまわる。
追いかけました。
面白かった。
5メートルくらいあるロール紙に描いた絵も見せてもらった。
誇らしげに見せてくれた。
それから、タピオとタイヴォ、お父さんと公園に出かける。
公園内でも鬼ごっこ。
タピオの友だちも混ざっておいかけっこをした。
タピオが「エングランティア」と友だちに言っている。
「エングランティア」はフィンランド語で「英語」のことだ。
何かと思っていたら、追いかけるぼくに向かって「ストップ!」と言ってきた。
驚いた。
こっちの子は英語をしゃべることが出来る。
「ストップ!」
「ノ~」
ぼくはじわじわと追いかける。
「ストップ!」
「ノ~」
ちょっとかわいそうになる。
「ストップ!!!」
「イエス」
ぼくは止まった。
日本の子どもたちと遊び方は同じだった。
とても楽しかった。
遊びの最後の方でタピオとその友人の元気が無いように見えた。
でも、ぼくには言葉が分からないので、何が起きたのちんぷんかんぷん。
けんかしてしまったのか、お父さんに怒られたのか、はたまたぼくが何か悪いことをしてしまったのか。
真相は謎だ。
19時------
帰宅。
21時-----
カレーを作って食べた。
1時-----
シャワー。
2時半-----
寝た。