2009年10月15日木曜日

チケット小冒険

(登場人物)
サトシ:調査依頼の封筒のあて先に書かれていた名前。
ユーリオ:メキシコ人のルームメイト。

11時半-----

電話のビリビリという音で目が覚める。
ああ、大寝坊だ。
もうお昼、とにかく食堂に行こう。

ハンバーグとマッシュポテト。

12時-----

封筒を閉じる作業を手伝う。
みんなが面白い名前を見つけては笑っている。
サトシが日本人の名前だって知ってた。

ロヴァニエミ行きの飛行機がもうない。
クリスマスに日本の友だちと行く予定なのに。
大変だ!
どうしよう!

そうして困っているぼくのところに、朝から何度も電話がかかってきている。
知らない番号だ。
1秒着信しては切れる。
何度もかけてきてうるさいから、終にこちらからかけてみた。
へんな外国人が出た。
会話が通じない。
英語が苦手だから、スペイン語かフランス語を使ってくれないかと言われる。
何だそれ。
ホットメールのアドレス教えろとか言ってきた。
結局、電話代に6€も取られてしまった。
番号を後から調べてみたら、モロッコからの電話だった。
何なんだろう。
オレオレ詐欺みたいなもの??

14時半-----

ロヴァニエミ行きの飛行機が取れないならば、電車のチケットを取るしかない。
もう、一刻も早く取りに行くしかない。
ぼくはそう思い込んだ。

ああ、嫌だなあ。
もし満席だったらどうしよう。
変な席だったらどうしよう。
英語が通じなかったらどうしよう。
行きたくないなあ、めんどくさいなあ。

あたまの中をぐるぐるさせながら、ぼくはヘルシンキ駅へ向かう。

チケット売り場。
順番待ちの番号札を取って待つ。

おばさんの係員。
つたない英語で何とか伝える。

「寝ますか?」
「はい、寝ます」

「帰りは乗り換えになりますがいいですか?」
「はい、いいです」

何とか席はあったみたいだ。
しかし、カードでお金が払えない。
1040€。
限度額を超えているのか。

「16時までは開いているから、それまでにお金をもって来てください」
「はい、がんばります」

まずはATMへ。
1000€を下ろす。
これが一日に下ろせる限界。
財布には20€しか入ってない。

足りない。
そうだ、ぼくには日本のお金がある。
換金だ。
換金所はどこだ。
あそこだ。
長い列!
何でだ。
旅行か。
みんな旅行に行くのか。
あと20分でチケット売り場が閉まってしまう。
そこの人、何をうだうだやっているの。
大丈夫かな。
きっと大丈夫だよ、うん。
あと8人。
ゆっくりやっても間に合うだろう。
窓口3つもあるんだから。
でも、遅い。
本当に大丈夫!?

4時5分前、ぼくの番が来た。

そしてぼくはチケットを手に入れた。

やったぜ。
肩の荷が下りた。
とても気持ちがいい。

さて、せっかく市街地に来たんだ。
何かしてやるぞ!

16時-----

ぼくは服屋を見て、欲しいものを探し、それから日本食材屋でごま油と味噌と米を買った。
15€は高いけれど、需要度が高いからつりあう。
「寒いですね」
レジのおばさんが話しかけてくれた。
「もう雪が降りましたね」
日本語で会話すると、気持ちが安らぐ。

17時-----

帰宅。

本を読み終える。
とても好きな本だった。
ストーリーとか、そういう部分ではなくて、その本が好きだと感じた。

20時-----

昨日に引き続き今日もナスを買う。

ナスとひき肉の味噌炒めを作った。
米の炊き方を失敗してしまった。
猫まんまにして食べた。

ユーリオとテレビでシンプソンを見た。

ユーリオは日々の生活にストレスを感じていると言っていた。

1時半-----

寝た。