2009年9月1日火曜日

ヘルシンキ1日目、ルームメイトとの出会い

5時-----

起きる。
顔を洗って、かばんに荷物をつめて、テレビを見た。
タートルズがやっていた。
子どものときは何故か赤いはちまきをしたやつが好きだったなぁ。

チェックアウトを済ませ、タクシーに乗る。
今度の人は仕事のこととか色々話しかけてくれた。

7時-----

空港で時間が余ったのでパンとジュースを買う。
合わせて900円ぐらい。
た、高い!

12時-----

ヘルシンキ到着。
まずは観光案内所でバスの路線図をもらう。
やさしいお姉さんが対応してくれた。
ちょっと心が軽くなる。


まずはお昼ごはんを食べなくちゃならない。
目の前にマック。
食べたいわけじゃないけれど、マックならば確実だ。
フィンランド初の食事はマックになった。

しかし、レジにメニューが無い!
この状況は日本でも困るぞ。
ぼくはファーストフードの注文が苦手だ。
知ってるものを頼むしかない。
ビックマックとコーラだ。
コーラはやけにでかいものが出てきた。
しかも氷が入ってない。
氷のないコーラなんて……

かばんが重くて勝手に転げ周り、子どもの足にぶつかってしまった。
子どもは、信じられないという目つきでぼくを見てきた。
ごめんなさい。

12時半過ぎ-----

バス乗り場が見つからない。
普通に駅前にない。
地球の歩き方をなめるように読む。
中央バスターミナルという言葉を見つける。
それは駅から少しはなれたところにある。

ああ、ここかな。
バス停がどこにも無いぞ。
あるのはビルだ。
どういうこと?
ビルの中、入ってみよう。

なんだか地元感がすごいあふれているところだ。
スーツケース丸出しの観光客が来ても良いんだろうか。
電光掲示板発見!
バスだ!
バスはこんなところにあった!


しかしここからも問題がある。
ぼくはバスが苦手だ。
日本でもなるべく乗らないようにしている。
ちゃんと降りたいところで降りられるか分からないからだ。
しかも、今回は降りるバス停の情報が全く無い。

きっとバスの運転手さんを困らせてしまうだろう……
そう思ったけれど、行きたい場所の住所を見せて、話を聞いてみる。
はっきりした答えは得られなかった。
けれど、ぼくはとにかく運賃を払い、乗った。

ヘルシンキ市内をバスが行く。
ぼくは地球の歩き方の地図を眺める。
今自分がどこを走っているのかちゃんと確認するのだ。
そうすれば、降りるタイミングが分かるはずだ。
ぼくは窓の外と手元の地図を一生懸命見比べた。
ここかな?
ここかな?
ぼくは焦る。
やっぱりよく分からない。
気がつくと、バスは終点についていた。
運転手さんに促されて、ぼくは降りた。

13時過ぎ-----

たしかにそこにはぼくが住む予定のアパートの通りの名前が書かれた矢印が出ていた。
けれど、この通りで住所を示すシステムにぼくは慣れていない。
とにかく歩き回って探すしかない。
大丈夫。
ぼくはホームページでアパートの外観を見ている。
きっと見つけたらすぐに分かるはずだ。

……甘かった。
なんと、建物は全部同じような見た目をしていた。
赤レンガの4階建て。
通りのほとんど全部がそうだった。
そして、student hallと書かれた看板などは一切出ていなかった。
ここはそういう国なのだ。
かっこ悪いものは外に出ていないのだ。
調和が取れてかっこいい景観なのだ。
ぼくは困った。
同じところを何往復もした。
スーツケースのゴロゴロが引っかかって、何度も倒しそうになった。
さらに、ぼくはトイレに行きたかった。
昼に飲んだ大量のコーラが外に出たがっていた。
全てが限界に近かった。

一軒のアパートの外にタバコを吸っているアジア人の集団がいた。
にやにやしている。
怖い。
そうだ、ぼくが住むところも留学生三人でルームシェアをするフラットだ。
ここだったらどうしよう。
悪いことに巻き込まれるかもしれない。
ぼくはアメリカの田舎町に住む純朴なアジア人の青年が同郷の不良に盗みを強要されることからトラブルに巻き込まれる「グラントリノ」という映画を思い出していた。

通りを行く人にアパートの住所が書いてある紙を見せて道を尋ねてみる。
student hallを知っている人はいなかったけれど、徐々に絞り込んでいって、ようやく建物を見つけた。

時は2時過ぎ。ぼくの膀胱はもう限界ぎりぎりだった。

2時過ぎ-----

管理人のおばさんが笑顔で出迎えてくれた。
まさしくマザーという感じ。
緊張をほぐすための雑談や、部屋を使うためのルールをやさしく教えてくれた。
ぼくはほっとしていたが、完全に気を緩めることはできなかった。
トイレのためだ。
ランドリールームやシーツの交換の仕方、ネットの接続の仕方など色々聞く。
ぼくはセカンド自分を出して、「我慢する自分」と「話を真剣に聞く自分」を両立させた。
説明が終わり、開放される。
ぼくはすぐさまトイレに向かう。
もう、痛みを感じる段階だった。

15時-----

ネットに接続してメールを見る。
荷物をばらす。

16時-----

買い物兼さんぽへ。アパートの近くには森があって海がある。
歩き回ってたらスーパーも見つけた。
晩御飯はここで調達しなくてはならない。
買い物の仕方が日本と違う。
ぼくは最初に買い物している人を必死に見て、買い方を学んだ。
ちょっと失敗したけれど、レジの人が優しく対応してくれた。
パン、ジュース、パスタ、ヨーグルトを買った。


18時-----

パスタをゆでようと思ったら、メキシコ人がやってきた。ルームメイトのユーリオだ。
長い髪を後ろで束ねている。
背はぼくと同じくらい。
鼻がでかい。

野外でイベントをやっているよ、というので一緒に行く。
そこではフィンランド人が芝生でビールを飲み、わいわいがやがやしていた。
ぼくとユーリオはすみっこの方でホットドッグとファンタを買って食べた。
ユーリオは3週間前からフィンランドで生活しているらしい。
ユーリオの知り合いのフィンランド人と話したり、その彼氏のバンドの演奏を見たりしているうちに、色々なフィンランド人と会話した。
みんな英語がうまくてびっくりする。
日本人の留学生も紹介してもらった。


21時-----

帰宅。
パスタをゆでて食べる。
パスタソースは独特の風味があって臭いなと思った。

22時半-----

ポーランド人のルームメイト、アレキサンダーが来る。
とても背が高い。
2メートルくらいあるんじゃないだろうか。
しかし、そのアレキサンダー、オートロックの扉の中に鍵を放置したまま出てしまい、部屋に入れなくなる。
鍵屋に電話。
ぼくも身元などを確認される。
警察みたいな人が来て開けてくれた。

0時-----

寝る。