(登場人物)
ペニー:ぼくのいる研究チームに一ヶ月勉強しに来たイギリスからの研究者。
クリストファー:研究チームのコンピューター担当。ぼくを映画に誘ってくれた。
8時-----
朝ごはんはリンゴだ。
9時50分-----
研究に使うモデルについて考えている。
子どもたちにアンケートをすると、データが集まる。
それをどう活用したら、新しいことが分かるのか。
それを分かりやすく、図などで説明したものがモデルだ。
例えば、買い物の後にためこんだレシートがデータで、それを家計簿につけて、毎月の収支が比較できるようにグラフを作るのがモデルだ。
研究の目的とか、調査項目とか、見やすさとか、分かりやすさが絡んでくる、研究の肝である。
11時半-----
食堂はdipoliというところ。
階段を上がると、今日のメニューがぶら下がっている。
それを見るのはぼくの一つの楽しみだ。
けれど、いつもシチューとかケバブとか書いてあるだけで、よく分からない。
だから、実物を見るまで少しわくわくする。
二回期待できるのだ。
今日は肉がつぶれた団子のようにつながっている食べ物だった。
どんな味がするか分からない。
三回目の期待がある。
食べる。
美味しくない。
肉の味ではないと感じた。
残念。
これが美味しかったら、次にこのメニューが登場するのはいつだろうか、という四回目の期待ができたのに。
12時-----
論文を読んだ。
14時-----
ペニーという女性が来た。
イギリスからの研究者で、ギリシャ人だ。
黒い髪の毛で、肌が茶色く、彫りが深い。
研究室のメンバーはペニーと一緒に現在リノベーション中の新しい研究室を見に行った。
ぼくは一人ぼっち。
少し寂しい。
15時-----
ヨガのクラスは大きな鏡がある体育室で行われる。
ぼくは鏡を見ながら講師のまねをして片足立ちをする。
V字バランスをする。
腹筋がぷるぷると震える。
震えてほしくないのに、止まらない。
16時半-----
ペニーたちと一緒に話をした。
18時-----
クリストファーとその友達たちと映画を見に行く。
まずは食堂で腹ごしらえ。
ヘルシンキ市内にある学生食堂。
学生カードがあるととても安い。
18時半-----
今、ヘルシンキは映画ウィーク。
各国の映画がたくさんの映画館で映されている。
ぼくたちが見たのはイスラエルの悲劇の話。
数人の登場人物が真面目に生きているのに、それぞれの悲劇を引き起こしていくという悲しい話だった。
21時半-----
アパートの3階に上がり、ドアのベルを鳴らす。
部屋からは楽しそうに会話をしている声が聞こえる。
パーティーだ。
ぼくは途中参加。
フィンランド人のおばさんが持ってきてくれた動物カードで遊んだ。
23時半-----
部屋に戻る。
漫画を読む。
2時-----
寝た。